
脱サラ・セミリタイアしたいけど、不安が勝って勇気が持てない
本記事ではそんな疑問に答えるよ。

記事の内容
- セミリタイアに大きな勇気が必要な理由
- セミリタイアする勇気を持つ方法

脱サラ・セミリタイアしたくても、会社員を辞めるのは不安な気持ちも伴いますよね。
人は得るものよりも、失うもの(安定や、会社で積み上げたもの)を過大評価してしまいがち。
実際、僕もセミリタイアをいざ決断する時は大きな不安に襲われました。
しかし、決断に至る根拠を具体化したことで、「30代でリタイアすることに価値がある」と納得して決断に至りました。
そこで、本記事では同じような悩みを持つ方に向け、不安を少しでも減らす方法を紹介します。
本記事を読んで、自分なりの決断の根拠を具体化していくことで、後悔しない選択に繋げましょう。
脱サラ(セミリタイア)に大きな勇気が必要な3つの理由

セミリタイアの決断に大きな勇気が伴う理由は以下3つ。
- 資産額だけで不安はなくならない
- 社会のレールから外れる不安
- 周囲からの心配で不安を煽られる
それぞれ解説していきます。
資産額だけで不安はなくならない
資産形成中は「いくらあれば脱サラできる」と考えるのですが、実は目標額に到達しても不安は完全に無くなりません。
・普通の会社員では、一発当てない限り完全リタイアできる資産額は築けない(一定のリスクテイクが必要)
・いくらシミュレーションしても、前提が変わるかもしれない不安は拭えない
もちろん資産額も大事ですが、お金の知識や経験によって「自分なら何とかなる」と思えるかが寧ろ重要です。
>>最強の自己投資!お金の勉強は何から?【お金の学び方を紹介】
>>セミリタイア(FIRE)に必要な資産額のシミュレーション方法
社会のレールから外れる不安
「社会のレールなんて関係ない」と思いながらも、周りの大半の人は会社員。
どうしてもマイノリティな道に行く不安は出てきます。(同じような人は身近にいないですからね)
会社だと、失敗しても自分が全責任を負うことは少なく(怒られる程度)、周りに助けてくれる人もいます。
特に日本企業だと成果主義に慣れていない→リタイアした瞬間に収入も時間の使い方も100%自己責任に。
このように、自由と責任はセット。
自己責任に慣れておらず、参考になる人も周りにいないので、見えない不安を自分の中で膨ませやすいです。
しかし、実は会社員以外の生き方をしている人は世の中に山ほどいる(けど見えないだけ)。
会社の中での決定権は上司かもしれませんが、自分の人生の決定権は自分にあることを忘れないことです。
>>脱サラ(セミリタイア)のきっかけは?【決断に至るまでの体験談】
周囲からの心配で不安を煽られる
誰かに相談すると、逆に不安が煽られることも多いです。
相談する相手=信頼している人なので、より影響を受けやすい。
特に、親や上司は、その人の年齢・時代の価値観に基づく意見になりがち。
同年代の友人でも、「心配」「いなくなると寂しい」という心情を元に話すことが多いです。
直接的に生活に影響する自分の家族(妻・夫)には必要ですが、それ以外の他人へ相談すると不安だけが増えます。
脱サラ(セミリタイア)の決断に必要な勇気を持つには?

勇気を持つために必要なのは、決断に至る根拠を具体化していくことです。
- メリット・デメリットを多角的に比較
- やるべきことをしてきたか振り返る
- 想定外が起きても何とかなると思える根拠を持つ
- 「時間を買う」VS「時間で安定収入を買う」の比較
詳細を説明していきます。
①メリット・デメリットを多角的に比較する
会社員を続ける or 辞めるそれぞれのメリット・デメリットを多角的な視点から客観的に比較することです。
例えば、以下のような観点から。
比較項目の例
- 健康
- 家族
- 仕事
- 友人・人間関係
- 趣味・プライベート
金銭面だけでなく、健康やプライベートの時間、家族との時間など多角的に見た時にどちらが良いのか。
会社を辞めることを目的にせず、人生の優先順位通りに生きる手段として適切な決断をしましょう。
②これまでの経験を振り返る
これまでの経験を振り返り、会社に頼らずやっていける力を確認してみましょう。
・会社員としての経験
・これまで磨いてきた知識・スキル
・脱サラ・セミリタイアに向けてやってきた経験
例えば、
- 何かを継続できた・学んで身につけた経験
- 資産大暴落を乗り越えた経験
- 家計改善をしてきた経験
- 何かしら自分の力で稼いだ経験
などがあると、会社に頼らず生きていく力が少なからずついているはず。
また、リタイアに向けてやるべき準備が漏れていないか確認しておきましょう。
>>セミリタイア失敗例に学ぶ!後悔しないためにやるべきこと12選
③想定外が起きても何とかなる根拠を持つ
計画通りいかなかった時でも、生活を継続していける根拠を自分なりに持っておくことです。
「最悪何とかなる」という根拠を複数持っておくと不安は和らぎます。
具体例
- お金が不足した時に、追加で稼ぐ手段(例:短期バイト)
- 万が一の時でも、支出抑制する手段(例:子どもの成人後は家賃を下げる)
- 市況悪化時でも耐えられる資産設計(例:当面の生活費のキャッシュ確保)
- 教育費の高騰など不足時のファイナンス手段(例:奨学金など)
このように、何かしらの想定外は必ず起こる前提で計画しておきましょう。
>>セミリタイア後は何する?自由度が高い仕事・アルバイト8選
>>セミリタイア(FIRE)目指す方におすすめの本12選【お金に強くなる】
④「時間を買う」VS「安定収入」を比較する
会社員の安定収入を手放すことは、時間を買うことでもあります。
ポイント
- 時間があれば、リタイア後にできることが増える(無駄にしなければ)
- 安定収入が続けば、金銭面での余裕は増える
家族の事情も考慮し、時間(年齢)と、安定収入どちらが現時点で大事なのか考えてみましょう。
まとめ:脱サラの不安を勇気に変えるために根拠を具体化しよう!
この記事では、脱サラ・セミリタイアにおいて決断する勇気を持つ方法を紹介しました。
ポイントは、解像度を上げて見ることで、「何となく不安」という状態から抜け出すことです。
ポイント
- メリット・デメリットを多角的に比較
- これまでの経験を振り返る
- 想定が起きても何とかなる根拠を持つ
- 「時間を買う」VS「安定収入」を比較する
このように根拠を深堀りして自分の納得感を高めることで不安を勇気に変えていきましょう。
会社に伝える退職理由に関しては、以下の記事も参考にしてみて下さい。
>>セミリタイア時の退職理由はどう伝えた?【実体験と注意点を紹介】