
このまま会社にしがみついていて良いのか不安。
依存度を下げるにはどうすれば良いの?
本記事では、このような疑問にお答えます。
記事の内容
- 会社に依存すると危険な理由
- 会社への依存度チェック
- 会社への依存度を下げるアプローチ方法

「周りに転職が増えてきた」
「リストラのニュースをよく聞く」
など、不安を感じることも多いですよね。
僕も会社員時代、リストラ・転職で、同僚が大量に退職した経験があります。
しかし、20代から会社への依存度を下げ続け、30代でセミリタイアという選択肢を取ることができました。
そこで、本記事では、会社へ依存する危険性と、そこから抜け出すアプローチについて紹介します。
本記事を読めば、会社に依存しない生き方に向けて何をすべきかが分かります。
以下、詳細について解説していきますね。
会社に依存する生活(生き方)が危険な3つの理由
「会社に依存しない状態」=会社を辞めても他に選択肢がある状態のことです。
会社に依存すると危険な理由は以下3つ。
- 自分の人生を生きられない危険性がある
- 給与が高くなる40代・50代でリストラの危険
- 市場価値が下がって転職できない危険
詳細を解説していきます。
①自分の人生を生きられない危険性がある
会社への依存状態だと、自分のために人生をおくることができない可能性があります。
仕事中心の生活になり、色んなものを犠牲に。
具体例
- 家族と暮らしたいのに単身赴任
- 仕事以外にやりたいことがあるのに、休日出勤・残業で時間がない
- 今の会社で働き続けたいけど、上司との関係が悪く仕事が嫌
このように、本来優先したいことではなく、会社に人生を捧げる人生になってしまいます。
>>参考:人生の優先順位の決め方
②給与が高くなる40代・50代でリストラの危険
頑張ってようやく役職・給料が上がったと思ったら、40代以降はリストラリスクが高まります。
- 定年まで同じ会社で働けるケースは極めて少ない
- 1つの会社で長く働くメリットは低下
- 環境に合わせて柔軟にキャリアを変えていく必要性が高まる
会社はいざという時に守ってくれないため、自分で備えておく必要があります。
依存度を減らしておけば、年齢が上がってからも環境変化に対応できます。
③市場価値が下がって身動きが取れなくなる
今後は、会社に依存して1つのことをずっとやっている人の市場価値は下がっていきます。
環境の変化に合わせて柔軟に動ける人の方が求められるようになるからです。
具体的に以下のような場合は注意。
- 飛びぬけた実績はないが、1つの会社・分野一筋でやってきた
- 新しいものについていけてない
- ずっと働いてきた会社の文化が染みついている
転職が当たり前になってきており、副業や多様な働き方も広がってきています。
こうなると、特に優秀な人は自分で環境を変えて、新しい経験や考え方を獲得していきます。
一方で、会社に依存する人は、過去の経験・考え方・価値観に捉われて時代に取り残されてしまいます。
会社依存の危険度をチェックリストで診断

会社への依存度といっても、様々な観点があります。
依存度の切り口
- 人間関係
- 時間
- 経済面
- 思考
どのような観点で依存度が高いのか客観的にチェックしてみましょう。
①人間関係の依存度
会社員における最大のリスクといってもよいのが「人間関係」です。
人間関係が良ければ大抵の悩みは何とかなるものですが、悪化すると一気に辛い状況に。
- 最近、仕事関係の人としか会っていない
- 上司や部下・同僚との人間関係で強いストレスを抱えている
- 上司の言うことは絶対だ
- 何等かのハラスメントを受けている
- 飲み会・ゴルフなど仕事以外の時間にも気の進まない付き合いが多い
②時間の依存度
時間はお金と同等以上に重要なものですが、いつの間にかどんどん奪われていきます。
時間の使い方があまりにも仕事に偏っている場合は要注意。
- 当たり前のように休日出勤がある
- 毎日残業で会社との往復で寝るだけの生活だ
- 有給を取った記憶がない
- 休みの日も疲れ果てて何もできない
- 辞めたいが転職を考える時間もない
③経済的依存度
経済的依存度が高いと、生活のために会社から抜け出すハードルが高まります。
- 時給換算したらアルバイト並みだ
- 会社からの給与しか収入源がない
- 資産が生活費1年分もない
- 将来の給料当てにして借金している
- 会社の無駄な飲み会、ノルマのために毎月自腹をきっている
④思考の依存度
ブラックな労働環境で仕事を続けていると思考がそれを正当化。
ひどい状態になると、環境を変える発想や意欲自体もなくなってくるので注意。
- 長時間残業を前提に仕事の計画を立てている
- 休日も仕事のことで頭がいっぱい
- 仕事のために他を犠牲にするのはしかたがない
- 毎晩、翌日が来てほしくないと感じる
- 自分は他でやっていけないと思っている
会社に依存しない生活を実現する方法
会社への依存度を下げるための方法は以下の通り。
- ニーズと稀少性があるスキル・経験を積んで転職力を高める
- 意味のある人脈を作っておく
- 新しいことを学ぶ習慣をつけておく
- 会社への経済的依存度を下げる
以下、詳細を解説します。
①ニーズと稀少性があるスキル・経験を積んで転職力を高める
転職力の大きなウェイトを占めるのが、スキルと経験。
特にニーズの高い分野のスキル、稀少性のある経験があると転職はかなり容易になります。
今いる会社でしか使えない製品・社内ルールの知識、社内人脈などは転職力には繋がりません。
「持ち運び可能なスキル」であることが重要です。
1つ飛びぬけたスキルがなくても、複数のスキル・経験を掛け合わせればOK。
このように、社内価値よりも市場価値を上げる意識でスキルをつけていくと転職力UPに繋がります。
②意味のある人脈を作っておく
意味のある人脈を作っておく方法もあります。
なぜなら、人脈を通じた転職というのは意外に多いからです。
実際、僕が以前いた会社でも仕事上の繋がりで転職してきた人がいました。
最近では社員の紹介による採用制度(リファラル採用)を取り入れる会社も増えています。
転職目的の人脈という意味ではなく、顧客、取引先、外部の友人などと信頼関係が築けているかが重要です。
信頼・評価されていれば、転職に有利に働くこともあります。
③新しいことを学ぶ習慣をつけておく
日頃から、新しいことを学ぶ習慣を持っていると、会社への依存度は下がります。
ポイント
- 学ぶ力があると、副業・転職・独立など自分で選択肢を広げられる
- 仕事が変わっても、自分で継続的に学ぶことができる
- 資格自体がアピール材料になるケースもある(例:海外の仕事におけるTOEIC等)
毎日1つでも良いので、新しいことを知識を取り入れて行動してみるのを習慣化してみましょうか。
>>参考:オンスク.JPウケホーダイの口コミ・評判は?【コスパ最強の学びツール】
④会社への経済的依存度を下げる
会社に依存してしまう大きな理由の1つはお金です。
ポイント
- 自分で稼いだ経験を作る
- 収入源を複数化する(副業、投資など)
- 節約で生活コストを下げて身軽になっておく
「生活費の何年分の資産があるか」を意識し、目の前の給料に頼らない家計構築をしていきましょう。
具体的にシミュレーションしたい方はこちら↓↓
>>セミリタイア(FIRE)に必要な資産額のシミュレーション方法
節約の方法が知りたい方はこちら↓↓
>>【保存版】セミリタイア(FIRE)のための節約術一覧マップ
⑤将来の選択肢を広げて会社への精神的依存度を下げる
会社への精神的依存度を下げるには、会社員以外の生き方も将来の選択肢に入れることです。
会社で働き続けることが前提だと、精神的にも会社への依存度が高くなってため。
会社員以外の選択肢があることを知り、行動していけば会社への精神的依存度は着実に下がっていきます。
会社員を続けていく自信がないという方は以下の記事も参考にしてみて下さい。
>>会社員に向いていない人の生き方は?実体験からどうすれば良いか解説
まとめ:会社に依存しない生活に近づいていこう!

本記事では、会社に依存しない人生をおくるためのアプローチ方法について解説しました。
ポイント
- ニーズと稀少性があるスキル・経験を積んで転職力を高める
- 意味のある人脈を作っておく
- 新しいことを学ぶ習慣をつけておく
- 会社への経済的依存度を下げる
- 将来の選択肢を広げて会社への精神的依存度を下げる
多くの人にとって、短期間で会社に依存度を小さくすることは難しいことです。
人生の計画・戦略を持って、長期的に依存度を下げていくことが重要です。
>>「将来が不安な社会人におすすめの勉強ジャンル4選」の記事も参考にして下さい。