海外営業

海外営業に必要な英語力は?【TOEICの目安と英語力が必要な場面】

海外営業に必要な英語力は?【TOEICの目安と英語力が必要な場面】



英語力に自信がありません。海外営業にはどの程度の英語力が必要なの?




このような、海外営業の仕事に関する疑問にお答えます。


記事の内容

  • 海外営業に必要なTOEICのスコア
  • 海外営業における英語力が必要な場面・それ程必要とされない場面
  • 英語力ができないのに海外営業に異動になった経験談


この記事を書いた人

この記事を書いた人
Twitter (Kei_764

本記事を書いている僕は、英語力ゼロで海外営業へ異動した経験があります。

そこから、メーカーの海外営業マンとして新興国を中心に経験を積み、TOEICも900点台まで上がりました。

海外出張50回超と、10年超の海外事業経験(新規国開拓、直接/間接営業、現地法人支援)があります。

海外営業と聞くと、相当な英語力がないとできないイメージがありますよね。

もちろん高いに越したことはありませんが、必ずしも最初から自信がなくても大丈夫です。

私も入社当初は国内の営業担当でしたが、ある時海外担当部署への異動を言い渡されて辛い経験しました。

「英語力ゼロ(当時TOEIC200点台)、海外経験ゼロの自分がなぜ?」


まさか自分が海外の仕事をするとは夢にも思っておりませんでしたが、そこから英語学習を開始してTOEIC900点台まで伸ばすことができました。

そこで、本記事では海外営業に必要な英語力について、僕の異動当時の英語レベル・実体験も踏まえながら紹介していきます。


>>海外営業のキャリアやスキル全般が知りたい方はこちら



海外営業に必要な英語力のTOEICスコアの目安は?

海外営業に必要なTOEICのスコアは?




あくまでも目安ではありますが、就職・転職目的であれば以下のスコアが目安になると思います。

・新卒なら最低700点以上、800点以上なら有利
・即戦力を求められる中途採用なら800点以上



他部門からの異動のケースでは、僕が経験したようにTOEICのスコアが低くても海外営業になる可能性はあります。

TOEIC 700点未満で海外部署に異動になった方は、まずは700点を目指しましょう。



普通の人にとってまず目指すべきは、「苦労しながらも英語でコミュニケーションが取れること」です。


このレベルになれば、自分では英語に自信がなくても、周りから見れば英語ができる人と思われるようになります。

海外営業で英語力が必要となる場面は?

海外営業で英語力が必要となる場面は? 



海外営業では、例外を除いて大半の国で外部とのやり取りは英語で行われます。


英語は海外ビジネスでの共通言語ですからね。


具体的には以下のような場面で英語を使います。

ポイント

  • メール
  • 電話
  • 資料読解・作成(レター、議事録、プレゼン資料、契約書など)
  • 打合せ、プレゼン
  • 展示会対応
  • 通訳対応(他部門に頼まれることが多い)



読み書きについては会話ほど瞬発力がいらないため、翻訳ツール等も活用できます。


難しさを感じるのは、やはり電話や会議での会話です。

特に複数人での会議の時は、理解が追い付かず苦労することもあります。


海外営業で高い英語力が必要とされない場面は?

海外営業は英語ができなくても大丈夫?




もちろん英語力はあるに越したことはありませんが、必ずしも最初から高い英語力はなくても大丈夫です。



仕事で経験を積みながら英語力を磨くことも可能です。



実際、私の働いていた会社でも、若手から50代まで年齢に関わらず仕事をしながら英語を身につけた人はいました。



また、担当範囲や環境によっては、高い英語力が必要でない場合もあります。


海外営業でも日本語を喋れる通訳者がいる場合は高い英語力は不要




特に中国・韓国など東アジアの国では、日本語と現地語の両方を喋れる人を現地に置いている会社もあります。



このような国の場合は、日本語が通じるので英語力がなくても海外営業として仕事ができます。



ただ、英語ができないと通訳のいない国の担当が難しいため、キャリアの幅は狭まるでしょう。


海外営業の出荷業務は定型メール中心のため求められる英語力は高くない




出荷業務は、基本的にメールでのやり取りが中心で内容も定型的な内容が多くなります。


会社によって専任の出荷担当者がいる場合と、営業担当が兼ねる場合とあります。



英文メールもある程度定型化できるので、基礎的な英語スキルだけで主な業務は対応できます。



ただ、質問が来たり、トラブル対応、急な電話などもあり得ます。



出荷専任のアシスタント業務ではなく、海外営業として一人立ちするためにはやはり英語力を上げていく努力が必要です。


海外営業として経験を積みながら実践的な英語力をつけることが重要



英語力に自身がない人は、経験を積みながら身につけていく意識が大事です。



私が過去勤めていた会社の人材の英語力は様々でしたが、周囲の人は以下の3パターンに分かれていました。


ポイント

  • 会社に入った時から英語力が高い人 (子ども・学生時代に英語を習得した人)
  • 英語力は低いが、業務経験を積む中で年々上達している人
  • 英語力が低く、業務経験を積んでも英語力が一向に変わらない人



下手でも積極的に英語を使ってコミュニケーションを取ろうとする人は、年々上達していきます。

英語ができる人を頼って自分で英語を使う場面をできるだけ避けようとする人は、何年立っても英語力が変わらない。



上達する人と上達しない人の差は、明らかに意識の差でした。


英語ができないのに海外営業に異動した時の経験談



私が英語力ゼロ・海外経験ゼロので海外営業へ異動になった当時の状況&やったことを紹介します。

海外と飛び交う英語のメールが全く分からない


英語のメールでのコミュニケーションで本当に苦労しました。


当時の私は英語に触れるのが大学以来でしたし、海外ビジネスの前提知識もありません。


異動した後から、意味の分からない英語のメールが大量に(最初はCCですが)入ってくるようになりました。

当時の状況

  • 海外の業務知識ゼロ&英語力ゼロのダブルパンチで「何が分からないか分からない状態」
  • 英語の自己紹介のメール1本書くのに一時間以上
  • メールを読んでも全然頭に入ってこない



このように、本当に英語力ゼロの状態だったので、当時はメール1つ、会議1つがとてもつもない苦痛でした。


何とかこの状況から抜け出すために、必死に英語学習を始めました。

やったこと

  • 英語の基礎から毎日必ず30分以上の英語学習を継続(出社前 or 終業後)
  • 英語がうまい上司の英文メールの文章の書き方(文構造、表現など)を徹底的に盗む
  • 英語力以前の前提となる業務知識を勉強する


結果1~2年程で英語のメールのやり取りは不自由なくできるようにまでなりました。


英語学習では、「継続」「積み上げ」「真似る」の3つが重要と感じました。

海外との英語の会話が全くできない


メール以上に大変だったのは、やはり実際の英語での会話です。


特に異動当初は、海外からの電話が恐怖でした。

当時は固定電話で、若手が電話を取らされて引き継がなければなりません。

当時の状況

  • 下手な英語を周囲に聞かれたくない結果、声が小さくなり余計に相手に伝わらなくなる
  • 適当に「Yes」と言っていたら、情報が誤って伝わって顧客にブチぎれられる
  • 喋れる英語は、「Nice to meet you」「My name is…」程度
  • 全く聞き取れず会議は意識を保つので精一杯



他の人に電話を取らすために、わざとワンテンポ(コンマ数秒)遅れて電話を取りにいく技を使ったりも。


上司からは日増しに「極力電話は取れ」「自分から電話をかけろ」というプレッシャー。

やったこと

  • (最初は上司からの圧力で)週に1回以上・慣れてきたら毎日のように海外と電話
  • コミュニケーションツールとして使うための英語学習を意識



感じたのは、机上の教材などでの学習と、実際のコミュニケーションでは大きく違うということです。

気づいたこと

  • 実際の会話では、細かいことよりも全体として何を言おうとしているのかを掴むのが大事
  • 会話はとくかくテンポが超重要。分からない部分は聞き返せばよい。
  • 同じ英語でも、国や人によって発音・分かりやすさは全然違う
  • 語学力以前に、どのような構成・伝え方をするかで伝わりやすさは全然違う


英語は、コミュニケーションツールとして使えるようになるかで、得られるメリットが全然違います。

単語・文法などの地道な学習も、最終的に会話で使うことを意識した勉強がおすすめです。


海外出張へ行く度に自信を失う


海外出張は、貴重な経験である一方で、行く度に自信を失い続けていました。


海外出張は、数十万の経費がかかりますし、何をしに行ったんだと思われないようにしないといけません。

最初は上司等との同行が多かったですが、毎度以下のような状況でした。

具体例

  • 上司におんぶにだっこ。ただ同行して何も仕事ができず帰ってくるだけ。
  • 英語が断片的にしか分からないので出張報告がまともに書けない
  • 海外出張が終わるたびに自己嫌悪に陥る


このように、最初の頃は毎回思うような仕事ができずに、落ち込む日々が続きました。

やったこと

  • 自分が話したいことは、英語で資料に落とし込んで事前に練習
  • 出張時の打合せをイメージして想定される質問に答えられるように準備
  • 使えそうな英語表現・単語をストック(例:顧客との会食があれば、料理の単語を事前に覚える)


最初はその場のアドリブで対応する力がないので、人よりも準備に力を入れることで少しづつ力がついてくるようになりました。

海外出張先でのトラブルへの遭遇



海外出張先では色々とスムーズにいかなことや、思いがけないトラブルが日常的に起こりました。


途上国への出張が多かったので余計にです。

具体例

  • 知らない人にお金を貸してくれと頼まれる
  • 盛大にお腹を壊す
  • 現地での移動手配も含めて当てにしていた現地スタッフが当日急に来なくなり焦る
  • 経験したことのないような渋滞にはまる


日本しか知らない温室育ちだったので、海外の環境の違いに強い衝撃を受けました。


海外経験ゼロからでしたが、最終的には毎月のように海外出張で、電車よりも飛行機に多く乗る生活に。


慣れるに従い、トラブルがある前提で考えて対処できるようになっていきました。

具体例

  • 腹立つことがあった時 →「腹立つけど文化が違うからしょうがないか」
  • こちらが約束守れなかった時 →「ごめん(でもそっちも守っていないよね)」
  • 時間を守ってくれない時 →「日本人がうるさすぎるよね」

国内営業から海外営業に異動してからは、かなり考え方・仕事のやり方も分かりました。

>>海外営業と国内営業の違いを両方経験した私が解説【全然違う】

【まとめ】海外営業の経験を積みながら英語力を上げていこう!

海外営業の経験を積みながら英語力を上げていこう!



今回は、海外営業に必要な英語力について解説しました。



海外営業にとって、英語は非常に重要なスキルの1つです。



ただ、現時点でできないからといって諦める必要はありません。



仕事をやりながら学べるチャンスと捉えて、実践的な英語力を身につけていきましょう。


参考:海外営業になるには?

  • この記事を書いた人

Kei

「会社員向いてない」と苦しむ日々から抜け出すため、20代からお金・英語・仕事スキルを勉強。独学でTOEIC 200点台→900点台を達成し、海外部門で10年超キャリアを積む。会社への依存度を下げ続け、30代中盤でセミリタイアする道を選択。学びで人生・キャリアの選択肢を広げる方法を発信。

-海外営業
-,