
初学者向けの英文契約書を学ぶのにおすすめの本が知りたい
このような、疑問にお答えます。
記事の内容
- 英文契約書で学ぶべきこと
- 海外業務初心者・海外営業の方にぴったりな英文契約書のおすすめの本

本記事を書く僕は、メーカーで国内営業を経て、10年超の海外営業経験があります。
主に新興国を中心に、アジア各国・北南米など海外出張は50回超。
新規国開拓、直接/間接営業、現地法人支援などの様々な海外事業展開の経験があります。
英文契約書は、特有の英語表現が多用されるので、初心者だと非常にとっつきにくいですよね。
私も、海外営業へ異動になって初めて英文契約書を目にした時は意味不明状態でした。
しかし、本で一通り基礎知識を得たことで、その後の契約書の業務がどんどん理解できるようになりました。
いきなり実務に入ると意味も分からず進めることになります。
1冊でも良いから本記事で紹介する本で基本知識を入れておくことを絶対におすすめします。
>>海外営業の仕事内容については経験者が海外営業の仕事をブログで徹底解説をご覧ください。
以下、詳細について解説していきますね。
英文契約書の本で学ぶべき3つのこと

まず、英文契約書では、以下の3つを学ぶことで基本を身につけられます。
これらがある程度頭に入っていないと、英文契約書は読みこなせません。
①英文契約書で出てくる頻出の英語表現
英文契約書を正しく読みこなすには、英文契約書向けの英語の勉強が必要となってきます。
英文契約書では、普段使わないような表現であったり、普段使う単語でも違う意味として使われたりするためです。
私も、初めて英文契約書を見た時は、知らない単語だらけでほとんど読めませんでした。
英文契約書では、よく使われる表現というのが決まっています。
これらをざっと勉強するだけでも読むスピードや理解の深さが格段に違ってきます。
②英文契約書の構成の理解
英文契約書では、契約書の種類によって構成もある程度決まってきます。
定めておくべき条件というのがある程度決まっているからです。
例えば、売買契約であれば価格・引き渡し条件、保証期間、納期などです。
全体の構成や、一般条項と呼ばれる良く使われる条項を抑えておくと、重要な部分だけ斜め読みができるようになります。
③よく使われる英文契約書の種類の理解
業務で出てくる契約書の種類というのは、職種によってだいたい決まってきます。
例えば、良く出てくる種類としては以下のような契約書があります。
具体例
- 秘密保持契約
- 売買契約
- 代理店/販売店契約
- ソフトウェア(技術)ライセンス契約
業務でよく出てくる契約書の種類については、重要なポイントがどこかおさえておくことです。
会社で契約雛形が整備されている場合、自社の雛形も読み込んで理解しておくとスムーズに契約締結の交渉を進められます。
入門者向けの英文契約書のおすすめの本

入門者向けに分かりやすくかかれているおすすめ本を紹介します
海外営業の方であれば、これらの本で基礎知識としては十分です。
はじめてでも読みこなせる英文契約
英文契約書を理解する上で必要な基礎知識が網羅的に解説されています。
具体例や注意点について詳しく書かれています。
非常に分かりやすく説明されており、英文契約書とはどういうものか理解したい方におすすめの1冊です。
手元においておけば、今後の業務で役に立つ本です。
はじめての英文契約書の読み方
アルクはたらく×英語シリーズの本となります。
英語教育のアルクだけあって、英文契約書特有の表現集などもついています。
英文契約書の英語表現が苦手な方、英語の読み解きにお悩みの方におすすめの1冊です。
まとめ:海外の業務に携わる方は英文契約書の本を必ず1冊読むのがおすすめ
今回は英文契約書のおすすめ本について紹介しました。
担当者が中身をよく理解せずに契約書の締結を進めることは危険です。
まずは、1冊でも良いから本で体系的に基礎知識をつけてから、実務を通して理解を深めていくことをおすすめします。
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