
上司に指摘・ダメ出しばかりされてしまいます。
どうすれば良いでしょうか?
本記事では、このような疑問にお答えます。
記事の内容
- 上司から指摘ばかりされる理由
- よくある上司の指摘パターン
- 上司の指摘パターンに対する対処法
ダメ出しや指摘ばかりが続くと、仕事が嫌になってきますよね。
私も、非常に細かいタイプの上司に当たって苦労した経験があります。
しかし、指摘される理由を分析して徐々に攻略したことで結果的には成長にも繋がりました。
そこで、今回は指摘される理由と、上司のタイプ別の対処法を解説します。
最後まで読めば、上司から指摘ばかりされる状況から抜け出るヒントが得られます。
以下、詳細について解説していきますね。
>>会社員に向いてないと感じる方は、会社員に向いていない人の生き方は?も参考に。
仕事で上司が指摘・ダメ出しばかりする理由とは?

上司がダメ出しする理由には3つのパターンがあります。
感情で反応する前に、指摘がどこに向いているのかをまず観察してみて下さい。
- 仕事の品質を上げるための上司の指摘
- 部下を教育するための上司の指摘
- 上司自身のための指摘仕事の品質を上げるための上司の指摘
詳細を解説していきます。
仕事の品質を上げるための上司の指摘
部下の仕事の品質を一定以上にすることは、上司の仕事の1つです。
内容によっては、顧客や他部門に迷惑がかかるケースもありますからね。
具体例
- 仕事の質が十分でない時の指摘
- 重要な判断材料が不足している時の指摘
- 顧客に迷惑をかけないための指摘
ただ、時間と質のどちらをどれぐらい重視するかはかなり個人差があります。
これらを理解した上で、より良い成果に繋がるのであればアドバイスとして素直に受け取ることです。
部下を教育するための上司の指摘
上司の役割の1つとして、部下の育成があります。
部下がなかなか育たないと、長い目では上司自身も困りますからね。
具体例
- 教育・指導が必要と感じた点を指摘
- 次のキャリアアップ(昇進等)に向けた成長のために指摘
教育・指導というのは、やってみれば分かりますが上司自身にもかなりの労力がかかるもの。
あなたのためを思って時間を費やしているのかを見極めましょう。
上司自身のための指摘
上司が自身のために指摘をしているケースもよくあります。
無意識なケースもありますが、上司自身が価値を発揮できず、役割を果たせていないからです。
具体例
- 仕事をしている感を出したいから
- マウントを取って自分の立場を守りたいから
- 自分がリスクを取って決断したくないから
上司が自身を守ろうとして指摘しているのであれば、真に受けて落ち込む必要はありません。
部下を苦しめて自分を守る上司は反面教師にしましょう。
上司に指摘されるパターンと対処法は?

上司のタイプ(強み)によって、指摘するポイントというのは変わってきます。
自分が当たり前のようにできることを、相手ができていないから気になるのです。
- 細かいミスばかり指摘する上司の対処法
- 表現のダメ出しばかりする上司の対処法
- 論理的に指摘してくる上司の対処法
- 感情的に指摘してくる上司への対処法
- 上司にそもそもうまく伝わっていない時の対処法
上司のパターン別に対処法を解説していきます。
細かいミスばかり指摘する上司の対処法
細かい性格の上司は、細かいミスによく気がつきます。
ミスは修正に多くの時間もかからないと思いますので認めてさっさと直すことです。
ケアレスミスは必ず減らせますので、なくす仕組みを取り入れましょう。
対処法
- 上司に見せる前に必ず自分で一通りチェックする
- よく間違える点はチェックリストにして繰り返さない
「ミスをよくする奴」というイメージがつくと、評価が下がるのでミスを防ぐ仕組みを取り入れましょう。
表現のダメ出しばかりする上司の対処
伝え方・感情重視タイプの上司は、言葉の言い回しや資料表現に指摘をよくします。
表現は質を求めればキリがないので、時間を意識してどこまで取り入れるべきか見極めが必要。
対処法
- 見せる前に聞き手/読み手目線でどう感じるか思い浮かべる
- 指摘を先回りする
(例:「表現は納期までに改善するので、今回は〇〇を見て下さい」) - 極力改善する努力は見せつつ納期を切る
- 今後のために何がどう良くないのか具体的なアドバイスを求める
- 長期的には伝わりやすい表現方法を本などで学ぶ
表現は好みもありますが、分かりやすさが一番大事。
プレゼンなどは、コツを学ぶだけでグッと分かりやすさがアップしますよ。
論理的に指摘してくる上司の対処法
論理的な指摘には、基本的に以下3つの突っ込みだけ想定しておけば大丈夫です。
指摘パターン
- 課題設定の妥当性 (そもそもの検討事項がずれてない?)
- 因果関係の繋がり (それって本当?)
- 検討漏れ(他にあるのでは?〇〇の方が良いのでは?)
時間がなく検討が不十分な時は、あらかじめその旨を伝えて指摘を先回りすることです。
(例:「この点も検討が必要だが、時間上できていない」)
それぞれについて、指摘されても答えられるように事前に準備しておきましょう。
対処法
- 課題設定の妥当性を検証しておく
- 主張に対しては根拠をセットで説明できるようにしておく
- 検討すべき項目が漏れていないか見ておく
クリティカルシンキングやロジカルシンキングを学ぶと、論理的な指摘への対処力を上げられます。
感情的に指摘してくる上司への対処法
上司が感情的に指摘してくる時は、まずは上司の心理状態を落ち着かせる必要があります。
その上で、上司の意識をあなたから、仕事の中身に向けることです。
対処法
- 言い訳は我慢し、上司の感情のピークが通り過ぎるのを待つ
- 上司に具体的なアドバイスを求める (上司を頼りにする)
- アドバイスのお礼を言って、改善する意思を見せる
感情的な相手ほど、こちらは大人になって冷静に対処していきましょう。
上司にそもそもうまく伝わっていない時の対処法
説明がうまく伝わっていないため、指摘を受ける場合もあります。
伝え方や仕事の進め方がまずいのが原因です。
対処法
- 話の対象範囲を明確にする
- 結論から話す
- 全体→詳細の順で話す
- 報連相をしながら進めて上司の理解度を上げておく
- 他の参加者に根回しをしておく(周りに理解者を増やしておけば助けてくれる)
以上のような、分かりやすい説明の順序、仕事の進め方を身につけていきましょう。
まとめ:上司からの指摘を成長に繋げよう!

今回は、指摘ばかりする上司の対処法を解説しました。
ポイント
- 上司の指摘がどこに向いているかを観察してみる
- 上司のタイプ別に指摘内容を事前に想定した上で対処をしていく
その場しのぎを続けていると、同じ指摘が繰り返されてしまいます。
パターンや対処法を知ることで、指摘を次への成長に繋げていきましょう。
また、学びを通じてスキル自体を上げていくことも重要です。
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